Monday, June 19, 2006

BAYANIHAN

フィリピンには「バヤニハン」と言った言葉がある。これはフィリピン人独自の助け合いの精神を示す。英語のShare (分かち合い)に相応する。これに伴いフィリピノのホスピタリティ(もてなしの精神)もまたすばらしいもの。
フィリピンに行けば必ずとも、家族や親族をとても大切にし、隣近所で助け合って生活しているという姿を見かけることができる。どんなに貧しい生活に強いられていても、人との深い繋がりを持つ彼らはとても幸せそうに見える。これは、もはや日本においては消えつつ関係のように思い、淋しくなる。
実際私はフィリピンでは多大な歓迎を受けた。ご馳走、高級ホテルでの宿泊、。
しかし農村でのホームスティはそんなご馳走とはかけ離れている。正直、いつもつらいものがある。コーヒーはどこまでも甘くて、蟻が浮いている。出てきたおかずにはハエがたかっていて、油の量が半端ない。そして毎食このコーヒーと魚か卵、そして味がないご飯かパン。毎食これで、かなり質素なので、やせるのかと思うねんけども、、フルーツの砂糖漬けから、バナナの炒め物まで、色々と薦められ断れないので、結局はすごい糖分を取ることになって、太る。
断れない理由。。それは彼らのホスピタリティと受け止めることが大切だから。料理がどれだけまずくても、嫌な顔は見せれない。というのも彼らが私たちにもてなしてくれるご飯というのは、全くをもって彼らが日常で食べているものとは異なるらしい。コーヒーと魚とご飯があれば、それだけで彼らの精一杯のおもてなしである。そんなことを知っていたらどれもおいしく食べれちゃうのも事実。実際味にも慣れてくる。でも、そしたら彼らは普段何を食べているのか?・・信じがたかったが、彼ら葉を焼いて食べていることも少なくないのだという。私はまだ未体験や。
私は農村でのホームスティを経験して、それなりに生活の厳しさや、文化の違いなどといった知識は付いたとおもってる。しかし、実際のところ私は本当の貧困というのを経験していない。
貧困地域に暮らす彼ら理解するには、もてなされる立場を超えた関係が必要。
1週間2週間などといった短期間ではなく、長期間にわたって彼らと共同生活をすることが、国際理解の手段であって、国際協力であるはず。

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